外国の人が、丁寧な日本語で質問してくれた。でも、こっちはなぜか焦って「えっと、English OK?」と返してしまう。もしくは「英語できる人呼びますね」と、別のスタッフにバトンタッチ。
心当たり、ない?😅
僕もある。相手を困らせたくない、ちゃんと伝わってほしい、という気持ちからだった。でもあとから知ったんだよね。その親切が、相手には壁に見えることがあるって。

海外の掲示板で、こんな体験談を読んだ。
日本に住む中国出身の人が、池袋の家電量販店で携帯の乗り換えについて質問した。キャンペーンの有無まで、かなり自然な日本語で。返ってきたのは答えじゃなくて「C国ですか?」という確認。さらに別のスタッフが呼ばれて同じことを聞かれ、最終的に中国語を話せるスタッフに引き継がれたそう。
一緒にいたのは日本人のパートナーで、乗り換えたいのもそのパートナーだったのに。
投稿者が傷ついたのは、日本語を否定されたからじゃない。日本語をそもそも聞いてもらえなかったからなんだと思う。
この店員さんたちが意地悪だったとは限らない。契約ごとはミスが怖いし、多言語スタッフにつなぐのはサービスのつもりだったのかもしれない。日本語がまったく話せない旅行者なら、実際に助かる場面もあるよね。
でも、日本語で話している人にとっては話が別。何年もかけて身につけた日本語で話しかけたのに、見た目や名前で「この人は別の言語の人」と仕分けられる。何度も続くと、「自分の日本語って意味あるのかな」と自信をなくしてしまう人もいる。
日常の英語切り替えも、構造は同じなんだよね。相手は日本語を練習したい、日本語で暮らしたい、日本語で友達になりたい。そこに英語で返すと、善意でも「あなたは外側の人」というメッセージに聞こえることがある。

じゃあどうするか。答えはシンプルで、言語は相手に決めてもらうこと。相手が日本語で話しかけてきたなら、まずは日本語で返すのが基本。
そのうえで本当に伝わってるか不安なときは、こんなふうに聞けばOK👇
大事なのは、「日本語わかりますか?」と能力を試すような聞き方を避けること。相手の好みを聞く形にするだけで、印象はぜんぜん違う。
それから、国籍は聞かなくていい。用件に必要ないなら、なおさら。説明が難しい内容なら、ゆっくり話す、短い文に分ける、紙に書く。これだけでかなり伝わるよ💬
似たテーマは「見た目で「英語の人」と決めつけてない?」でも書いているので、あわせてどうぞ。
ここで逆の立場も考えてみよう。英語を勉強している僕たちが、英語で話しかけたのに日本語で返されたとき。ちょっとガッカリするよね。
相手が気をつかってくれたのはわかる。でも練習したいなら、遠慮せず伝えていい。たとえばこんな感じ。
ポイントは、相手の親切を否定しないこと。「ありがとう、でも練習したいんだ」という一言があれば、ほとんどの人は喜んで付き合ってくれる。そして、相手が日本語を練習したそうなら、今度はこっちが日本語で付き合えばいい。お互いの選んだ言語を尊重し合うのが、いちばん気持ちいい関係だと思う😊
詳しくは「英語で話しかけたのに、日本語で返される。」も読んでみてね。

店のカウンターや職場の短いやりとりだけだと、どうしても「お客さん」「外国人」という枠で話すことになりがち。だからこそ、肩書きじゃなく一人の人として話せる相手がいると、言語の練習もぐっと楽しくなる。
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日本語を練習したい人と日本語で話す。英語を練習したい自分は英語で話す。本気で会話したい人同士なら、言語の切り替えで気まずくなることも減るはず。
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