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「英語を学ぶ明確な理由がないと続かない」は嘘。TOEICのスコアより、たった一人の「話したい人」のほうが10倍続く

5 May 2026
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日本では「目的意識のない英語学習は続かない」「自分のなりたい姿を明確にしてから始めなさい」というアドバイスが多すぎる。それを真に受けて、何年も「自分の理由が弱すぎるかも」と止まったまま、結局始められない人が多い。実際にしゃべれるようになった人の出発点は、もっと小さい。たった一人の「次に会いたい外国人」のほうが、TOEIC900の目標より、はるかに長く英語を生活に残す。
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僕の友達に、もう4年「英語をやり直したい」と言い続けて、いまだに最初の単語帳を開けてない人がいる。やる気が湧くたびにネットで検索して、「目的意識がないと挫折する」「TOEICで何点取りたいかを先に決めろ」「自分のキャリアにどう繋げたいかを書き出せ」みたいな記事を3本くらい読む。読み終わるころには、「自分の理由は弱いかも」と感じてタブを閉じる。それを4年、繰り返してる。

英語、ちょっと気になってるだけ。海外ドラマが好き、それくらい。それで十分だよ、と僕は何度か言ったけど、本人は「気になってるだけじゃ甘いよね」と笑う。日本中で同じことが起きていて、それが、いちばん始められない人を生む構造になってる。

「明確な理由」探しが、いちばん時間を奪う。 😶

20代後半の日本人が、未開封のTOEIC単語帳を机に置いたまま、ノートパソコンで「英語学習 目的」と検索している、夜の部屋、自信なさげな表情、モダンなイラスト

賢そうに聞こえて、いちばん人を止めるアドバイス

日本の英語学習アドバイスのテンプレはこう。「目的のない学習は続かない」「TOEICで850点を取る」「外資に転職する」「海外赴任を狙う」「子供にバイリンガル教育を受けさせるため」、こういう「自分のなりたい姿」を最初に決めなさい、と。決まってない人は、決めてから始めなさい、と。

これ、賢そうに聞こえる理由がある。実際にしゃべれるようになった人に「なんで続いたの?」と聞くと、半分くらいは「外資で必要だったから」「海外の大学院に行ったから」と答える。だから「強い理由がないと続かない」という結論になる。

でも、これは原因と結果が逆。強い理由が学習を続けさせたんじゃなくて、続けたから強い理由が後から出来上がった。最初は本人も「ちょっとカッコいいから」「友達に外国人ができたから」みたいな、人に話すのが恥ずかしいくらい小さな動機から始まってる。半年経って、外国人の知り合いが3人になって、職場で英語のメールが来たときに「もう少し読めたら楽だな」と思って、そこで初めて「キャリアに使えるかも」と気づく。理由のほうが、後ろから走ってきて追いついた、というのが真相に近い。

このアドバイスは、英語をやってない人の好奇心を「足りないもの」として扱う。これは、よく考えると変な話で、テニスを始める大人に「強い目的がないとフォアハンドは打てるようにならないですよ」と忠告する人はいない。打ちたいから打ち始めて、続いたら好きになる。英語だけ、なぜか入り口に「人生計画」を要求される。要求してるのは、英語そのものじゃなくて、まわりのアドバイス文化のほう。

実際にしゃべれる日本人の、最初の動機はもっと小さい

帰国子女じゃなくて、日本で英語をしゃべれるようになった人に「始めたきっかけ」を聞くと、ほぼ全員、笑っちゃうくらい小さい理由を答える。

大学の留学生サークルにたまたま入った友達が一人いた。バイト先のインバウンド客に話しかけられて、何も言えなかったのが悔しかった。Netflixで見た作品の制作インタビューが英語しかなくて、字幕がついてなかった。Tinderで一回マッチした外国人と、短い英語のメッセージを2、3回往復した。Instagramで好きなアーティストのライブ配信が英語だった。そういうレベルの、ちょっとしたきっかけから始まってる人がほとんど。

「外資に転職するため」「子供のため」みたいな、自己啓発本の表紙に書いてあるような動機から始めた人は、実はマイノリティ。しかも、その人たちも、よく聞くと、転職や子供の前から英語に小さな興味を持ってた。立派な理由は、半年くらい続けたあとに、後付けで本人が言語化したやつ。

強い動機は、見つかるんじゃなくて、育つ。

途中でやめる人は、「弱い動機で始めた人」じゃない。「一人で始めて、失うものを何も作らなかった人」のほう。最初の動機の強さは、ほとんど意味がない。意味があるのは、4ヶ月目の動機の強さ。そしてそれは、その時点で誰と知り合えてるかで、ほぼ決まる。

分かれた構図、左側にTOEIC単語帳を見つめて悩む日本人、頭の上にハテナマークが浮かんでいる、右側にカフェで外国人の友達と楽しく話している同じ日本人、温かい色調、モダンなイラスト

「目的探し」の罠で、10年を燃やす日本人

このアドバイスがいちばん怖いのは、「自分の人生のどこに英語が必要かを、始める前に決めなさい」と言ってくる点。だから真面目な人ほど、答えが出るまで始めない。1年経って、また興味が湧いて、また答えを探して、また「弱いかも」と思って閉じる。これを30代まで繰り返す。

これが、日本でいちばん多い「英語の挫折パターン」。途中でやめたんじゃない。始めなかった。 入り口の試験のハードルが、趣味そのもののハードルより、高く設定されてる。やってないことを「自分は本気じゃないから」と説明できるあいだは、本気度を試される機会が一回も来ない。これは、サボってるんじゃなくて、構造に守られてサボらされてる状態に近い。

正しいハードルは、もっと低い。「30分、毎日、2週間、続けられそう?」だけ。続けられそうなら始める。2週間経って飽きてたらやめる、それでいい。まだ気になってるなら続けて、本物の理由が後ろから歩いて追いついてくるのを待つ。それだけで、人生のどこかで「英語をやってよかった」になる確率がぐっと上がる。

本物の理由は、教科書じゃなくて、人間に貼りつく

英語を10年続けさせる本物の理由って、ネットの記事に書いてあるような立派な動機じゃない。もっと小さくて、個人的で、口に出すのがちょっと恥ずかしい理由のほう。

それは、職場の隣の席のアメリカ人に、いままで「Hi」しか言えてなかったのが、ある日、週末の話を1分できて、相手が嬉しそうに笑ったとき。マッチングアプリで会った相手と、お互いカタコトで2時間しゃべって、別れ際に「Next week again?」と言われたとき。海外のYouTuberのライブ配信で、初めてリアルタイムでコメント欄のジョークが分かって、自分も英語で短く返信できたとき。

こういう瞬間は、始める前には絶対に手に入らない。始めたあとに、特定の人に貼りついて出てくる。それが、抽象的な「TOEIC850点」より、はるかに強く、英語を生活に残す。

ちなみに「いつか海外で働きたい」という理由が、意外と続かないのも、ここに本質がある。大きすぎて、遠すぎて、今夜の30分に変換できない。今夜の30分に変換できるのは、土曜にコーヒーを飲む約束をしてる外国人の友達一人。今週中に会う相手の前で、ちょっとマシにしゃべりたい、その気持ちのほうが、5年後の海外勤務より、10倍動く。

カフェのテラス席で、日本人女性と外国人男性が紅茶を飲みながら笑い合っている、女性が一生懸命英語を話している、相手は嬉しそうに聞いている、午後の柔らかい光、親密で温かい雰囲気、モダンなイラスト

弱い好奇心のままで、いいから、人に向ける

いま、自分の動機が「なんとなく英語、気になる」レベルだったら、それで十分始めていい。立派な動機に育てようとしないこと。誰かの「子供のため」「キャリアのため」と比べないこと。「自分は本気か?」と自分を尋問しないこと。30分を毎日。そしてそれより大事なのは、その30分を、できるだけ早く、生身の人間に向けること。

弱い好奇心を、続く趣味に変える唯一のものは、向こう側にいる人間。20人クラスの英会話スクールじゃない。時計で課金されるオンラインの先生でもない。日本にいて、君の住んでる街で、君の仕事のこととか、君の好きなNetflix作品のこととか、君の顔を「土曜の午後を1時間使う価値がある」と思ってくれる、ふつうの人。その1時間が、他のすべての勉強時間に意味を与える。

好奇心で始めて、人で固定する。

この順番を、多くの日本人が逆にしてる。「ちゃんとしゃべれるようになってから、外国人の友達を作ろう」と思ってる。逆。先に友達ができて、後からしゃべれるようになる、が本当の順番。関係が先、流暢さは後から追いつく。これは英語に限らず、フランス語でも韓国語でも同じ。教材より、向こう側の一人。

「明確な理由」を探してた10年は、戻ってこない

危険なのは、立派な理由を待つあいだに、何年も燃やしていくこと。「ちゃんと考えてから決めたい」というのは、大人の人生で、たいていは正しい本能。でも、好奇心で生きるか死ぬかが決まる趣味については、これがそのまま挫折モードになる。

ネットで「自分の理由は弱すぎるかも」と検索してるあいだは、本物の理由は永久に見つからない。本物の理由は、4ヶ月目の火曜日に、向かいに座ってる外国人が言った冗談を、リアルタイムで頭の中で訳さずに理解できて、笑い返せたあの瞬間。その瞬間こそが、理由。 それは、始めるまでこの世にまだ存在してない。

だから、いま「気になるけど、自分の理由が弱いから」と止まってる人がいたら、これを許可状として読んでほしい。理由は、立派じゃなくていい。本物でさえあればいい。そして、好奇心は、本物。いま手元にある好奇心で、始めていい。あとは、人を一人見つける。残りは、勝手に育つ。 ✈️

朝、日本のマンションから出てくる20代の日本人、小さなカバンを持って、自信のある笑顔、前方に明るい光、誰かに会いに行くために歩いている、希望的な色合い、モダンなイラスト

「次に会う一人」を、同じ街で見つける

ここまで読んで、「分かったから、で、その『一人』はどこで見つかるの?」と思ったはず。これが、日本でいちばん難しいパート。

日本の動線で、外国人と「街で会って、コーヒーを飲んで、また来週」を成立させられる場所が、ほぼない。英会話スクールは、生徒同士は仲良くなりにくいし、先生とは時計で区切られてる。アプリで知り合っても、9割は地球の反対側の人で、「いつか日本に行きたいです」で止まる。日本人と日本にいる外国人が、同じ場所で「いま近くで会える人」として並んでる場所が、構造的に存在しない。

マップで見つける、 外国人の友達

SewaYouの日本地図に表示されたメンバーのプロフィール近くのメンバーが表示されるSewaYouの都市マップ実際に会う約束をするSewaYouのチャット画面
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SewaYou は、地図ベースで「いま近くにいて、実際に会いたい人」が見えるアプリ。日本に住んでる外国人と、外国人の友達がほしい日本人が、両方とも同じ地図に乗ってる。海の向こうの人ともチャットできるし、自分の街に地図を合わせて、土曜にコーヒーを一緒に飲める距離の人を探すこともできる。

英語を続ける本物の動機は、TOEICの目標シートじゃなくて、その「土曜に会う一人」のほうから生まれる。明確な理由は、いらない。最初の一文と、それを言う相手が、一人いればいい。 ☕️🗺️

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オンラインより、リアル。 マップで見つける、外国人の友達 📍

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