新卒で入った会社。配属されたチームはすでにプロジェクトの真っ最中で、先輩たちはみんな手一杯。新人に付きっきりで教える余裕なんて誰にもなかった。だから渡されたのは、eラーニングと研修動画。そしてまた研修動画。😶
1年後に異動が決まって「今度こそ」と思ったけど、結局同じだった。毎日の仕事は、半分もわからない会議と、簡単なチケット作成と、忙しそうに見えるくらいの細かい作業。会議が定時後に入っているせいで残業する日もある。仕事があるからじゃなくて、会議があるから。
そして気づけば3年目。面接で「あなたの強みは?」と聞かれたら、何て答える?
もし心当たりがあるなら、まず耳の痛い話から。誰も育てに来てはくれない。 あなたが必要とされていないからじゃなくて、待っている仕組みがそもそも動いていないからなんだよね。

日本の職場ではOJTが基本、という会社が多いよね。先輩の隣で実際の仕事を見て覚える。先輩に時間があって、本物の仕事に巻き込んでくれるなら、これはすごくうまくいく。
でもチームがパンパンだと話は別。忙しい人には背景を説明する時間がないから、新人には「安全なもの」を渡す。研修とか、誰もやりたがらない小さなチケットとか。それはあなたへの評価じゃなくて、チームが締め切りを守ろうとしているだけ。
厄介なのは、お互いが待ってしまうこと。先輩は「困ったら聞いてくるだろう」と思っている。こっちは「準備ができたら何か振ってくれるだろう」と思っている。その遠慮のすき間で、3年なんて簡単に消えてしまう。
僕もこういう「待ち」の時期があったけど、振り返ると問題はチームじゃなかった。問題は、待ち続けていたことだった。異動で解決しなかったのも、たぶん同じ理由。
小さいけど、1週間の過ごし方が変わる考え方がある。4割くらいしか理解できない会議。あれって、会社の本当の仕事が一番細かく見える場所なんだよね。しかも給料をもらいながら座っていられる。
「出席するだけ」をやめて、「授業」として受けてみよう。📝
一番大事なのは最後のステップ。「教えてください」は忙しい先輩にとって重い。でも、こう聞かれたら答えやすい。
「お疲れさまです。さっきの会議で出ていた移行計画の件、全体の流れだけ5分ほど教えていただけないでしょうか?お手すきのときで大丈夫です🙏」
ポイントは、何を聞きたいか、どれくらい時間がかかるかを先に伝えること。範囲が見えると、相手は「それくらいなら」と思える。
数週間続けると、会議がただの雑音じゃなくなってくる。どこで話が止まっているのかが見えてくる。そこが、時間のある若手が一番役に立てる場所なんだ。

「もっと責任ある仕事がしたいです」みたいなざっくりしたお願いは、だいたい「そうだね」で終わる。具体的なお願いには、ちゃんと返事が来る。
会議メモの中から、誰もやりたがっていない仕事を一つ選ぼう。毎週の定例レポート、古くなった社内マニュアル、みんなが地味に困っている小さなツール。そして上司にこう聞いてみる。
「〇〇さん、毎週の定例レポートの作成、最初から最後まで私の方で担当してみてもいいですか?わからないところは確認しながら進めます」
すごい仕事じゃなくていい。自分が担当した、と言える仕事であることが大事。最後までやりきった一つの仕事は、「3年間会議に出てチームをサポートしました」より、職務経歴書でずっと強い。
それから、定時後の会議が毎回夜をつぶしているなら、全部に出る必要があるか聞いてみるのもアリ。
「木曜夜の定例、私が出なくても議事録の共有で足りそうでしたら、その時間を△△の勉強に使いたいと考えています。いかがでしょうか?」
週に2時間空くだけでも、自分のスキルを育てる余白ができるよ。
ここを飛ばす人が多いんだけど、自分のチームに余裕がないと「じゃあ一人で頑張るしかない」と思いがち。でも、アドバイスをくれる人は上司じゃなくてもいいし、同じ会社の人じゃなくてもいい。
同じ業界で2〜3年先を行っている、別の会社の人。そういう人と一回ご飯に行くだけで、3年間誰も教えてくれなかったことがわかったりする。自分の年次で普通どんなスキルが求められるのか。最初の担当案件ってどんな感じなのか。自分の状況が珍しいのか、ただマネジメントが下手なだけなのか。
職場で放置されていると、自分だけ取り残されている気がしてくるよね。生活の中心が仕事だと、なおさら。孤立すると、停滞が永遠に感じる。 でも外の人と話すと、それが「選択肢のある問題」に見えてくる。
正式なメンター制度なんていらない。社内の上下関係に関係なく、正直な質問ができる人が何人かいればいい。たとえば、こんなメッセージから始めてみる。
「はじめまして。同じ業界で働いている入社3年目の者です。キャリアの最初の数年をどう過ごされたか、もしよければ少しお話を聞かせていただけたらうれしいです☕」

異動するか、転職するか、今の場所でがんばるか。決める前に、一つやってみてほしいことがある。
この3年で「実際にやったこと」を全部書き出す。学ぶはずだったことじゃなくて、触れたこと。使ったツール、理解できるようになった業務の流れ、話の全体がやっと追えた会議、閉じたチケット、今なら気軽に聞ける人。「3年を無駄にした」と感じている人ほど、書いてみると思ったより長いリストになったりする。ただ言葉にしてこなかっただけで。
次に、足りないものを見る。業務は理解しているけど何も作ったことがない、とわかれば、社内でも社外でも何をお願いすればいいかが見えてくる。
あくまで個人的な目安だけど、
どれを選んでも、次の面談には「特にありません」じゃなくて、ちゃんと話せることを持って行ける。

停滞から抜け出す一番の近道は、同じ部屋で止まっていない誰かと話すことだったりする。そこで役に立つのが SewaYou だよ。
SewaYouは、近くの人とも、世界中の人ともつながれる地図ベースのアプリ。同じ街で似た分野の仕事をしている人を見つけてお茶をしたり、家にいながら別の街や国をのぞいて、同じような経験をしてきた人とオンラインで友達になったりできる。転職で引っ越しを考えているなら、行く前に現地の人とつながっておいて、着いてから会うこともできる。
もちろん、仕事そのものを代わりにやってくれるわけじゃない。でも会社の外の人と何回か正直に話すだけで、自分が遅れているのか、ただ導いてもらえなかっただけなのか、意外とすぐにわかるんだよね。
3年間ほったらかしにされたら、損した気持ちになるのは当然。モヤモヤしていい。でも、ゼロからのスタートじゃない。会社の仕組みも、会議の回り方も、自分にどんな助けが必要かも、もう知っている。入社初日よりずっと多くを持っているんだ。
だから、来なかった研修を待つのはもうやめよう。今月は、会議を一つ、小さな仕事を一つ、それからチームの外の人を一人。それだけ決めてみて。💪
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