人生には、悪いことが一気に押し寄せてくる時期があるよね。大切なものを失ったり、信じていた人に裏切られたり、その両方が同じ月に来たり。😔
なんとか出社してみる。でもデスクに座った途端、涙が止まらなくなる。もう一度がんばってみても、また同じことが起きる。
そして上司にこう言う。「もう辞めます。これ以上迷惑をかけたくないので」
ところが上司から返ってきたのは、意外な言葉だった。「辞めなくていいから、少し休んで。落ち着いたらまた話そう」
今まさにそんな状況にいるなら、ほっとした気持ちと、それ以上に大きな申し訳なさが同時にあるんじゃないかな。「本当に元気になれるのかわからない」「休んでいる間も税金や保険料は払い続けるのに」。ひとり暮らしだと、その不安を口に出す相手すらいなかったりする。
この記事は、そんなあなたのために書いたよ。

心が弱っているとき、頭の中にはものすごく厳しい会計係が住みつく。自分が周りにかけた負担だけを数えて、自分が与えてきたものは一つもカウントしない。休んだ日は全部「迷惑の証拠」になるし、同僚の優しいメッセージさえ「気をつかわせている証拠」に見えてくる。
日本で働いていると、この感覚はさらに強くなりがちだよね。「人に迷惑をかけない」は子どもの頃から言われてきたことだし、辞めて消えるのがいちばん潔い、と思えてしまう。
でも、その計算をしているのは誰だろう? 落ち込んでいるときの判断は信用しないほうがいい。「もう二度と元気になれない」「誰も本気で心配していない」とささやいてくるのと同じ声なんだ。その声に家計の管理は任せないよね。退職届を書かせるのも同じことだよ。
ここ、見落とされがちなポイント。もし上司があなたを手放したかったなら、あなたが「辞めます」と言った瞬間にうなずけばよかった。
でも、そうしなかった。「休んで」と言った。
優しさかもしれない。あなたの仕事ぶりを評価していて、新しい人を育てるより待つほうがいいと思ったのかもしれない。会社として療養のための休みを用意しているだけかもしれない。理由はどうあれ、上司はもう迷惑の計算を済ませたうえで、あなたを残すほうを選んでいる。
差し出された助けを受け取ることは、押しつけることとは違う。その言葉は、そのまま受け取っていいんだよ。😌

ただし、ひとつだけ気をつけてほしいことがある。「休んで」という一言の中身は、会社によっても人によっても全然違う。有給休暇を使う話なのか、休職制度の話なのか、期間はどのくらいなのか、連絡は誰にどのくらいの頻度ですればいいのか。
あいまいなまま休みに入ると、「いつ戻るって言ったっけ」「もう席はないかも」と、休んでいるはずの時間がずっと不安で埋まってしまう。休み方は口約束で終わらせないのが、自分を守るコツだよ。
長い話をする元気がないなら、短いメールで十分。たとえばこんな感じ。
先日はお気づかいいただき、ありがとうございました。お言葉に甘えて、しばらく休ませていただきたいと思っています。休みの扱い(有給か休職か)、期間の目安、休み中の連絡先と連絡の頻度について、確認させていただけますか。体調の都合で、お返事はメールでいただけると助かります。
お金の不安についても、ひとりで推測するより、人事や加入している健康保険の窓口に聞いてしまうほうが早い。
休むことは「必ず戻ります」という約束じゃない。しっかり休んで、治療の様子を見て、少し頭がクリアになってから、その職場を続けるかどうか決めればいい。今夜辞めたら閉じてしまうドアを、休みは開けたままにしておいてくれる。

わからなくていい。回復の入り口にいる人で、先が見えている人なんていないから。
もう精神科や心療内科にかかって薬を飲み始めているなら、いちばん難しい一歩はすでに踏み出してる。助けを求めるのって、本当にエネルギーがいることだから。今週の気分だけで未来全部を判断せずに、治療に必要な時間をあげてほしい。
まだどこにもかかっていないなら、仕事をどうするか決めるより先に、まずそこからだよ。電話やSNSで話を聞いてくれる窓口もある。「いのちの電話」や「よりそいホットライン」、厚生労働省の「まもろうよ こころ」のページから相談先を探せるよ。もし自分の考えが怖くなるほどつらいときは、すぐに救急や相談窓口に連絡してね。
こういう状況を経験した人がよく言うのが、「全部話したら、思ったより気持ちが軽くなった」ということ。
状況は何も変わっていない。失ったものはそのままだし、仕事のこともまだ決まっていない。でも、重さをひとりで抱えていたのが、誰かと分け合えるようになった。分け合った重さは軽くなるんだよね。
ひとり暮らしだと、ふだんいちばん話すのは職場の人だったりする。だから仕事が崩れると、人とのつながりまで一緒に崩れてしまう。休みに入って一日中家にいると、話す相手がいない。孤立がしんどさを深めて、しんどさがますます連絡をためらわせる。
この悪循環を抜けるのに、大勢の友達はいらない。職場の人としてじゃなく、あなた自身を知っている人が一人いればいい。
連絡するときは、長い説明や近況報告をしなくて大丈夫。返事のハードルを下げた短いメッセージで十分だよ。
最近ちょっといろいろあって、しばらく仕事を休んでるんだ。元気なときでいいから、今度少し話を聞いてもらえたらうれしい。返信は急がなくて大丈夫だよ。
久しぶり!特に用事はないんだけど、なんとなく声が聞きたくなって。都合のいいときに電話できる?
「相手に重いと思われたらどうしよう」と思うかもしれない。でも、頼られてうれしい人は意外と多い。全部話すかどうかは、話しながら決めればいいんだ。💬

信頼できる人がすぐに思い浮かばない、という人もいると思う。そんなとき、時間をかけて職場の外のつながりを育てる方法のひとつとして、SewaYouがあるよ。
SewaYouは、近くにいる人とも、世界中のどこにいる人とも出会える、地図ベースの友達作りアプリ。体調がいい日には近所の人とゆっくり散歩やお茶をしてもいいし、家から出られない日には、別の街や国にいる人とオンラインでおしゃべりするだけでもいい。会う予定がなくても、旅行の予定がなくても大丈夫。仕事とも病気ともお金とも関係ない会話ができる相手がいるだけで、ちょっと息がしやすくなることもある。
もちろん、アプリでうつや心の不調が治るわけじゃないし、お医者さんや相談窓口の代わりにはならない。いま本当にしんどいなら、まずは専門家と、信頼できる身近な一人を頼ってね。そのうえで、職場とは関係ない人とのつながりを、焦らず少しずつ増やしていく。そのための選択肢のひとつ、くらいに思ってもらえたらうれしいな。
ひとつだけ覚えて帰ってほしいのは、一年でいちばんつらい月に、一年でいちばん大きな決断をしなくていい、ということ。
上司が差し出してくれた休みを受け取る。その中身はきちんと確認する。お医者さんにかかり続ける。そして、誰か一人に「話を聞いてほしい」と送ってみる。
少し元気が戻って、新しい誰かに「はじめまして」を言ってみたくなったら、近くでも世界の反対側でも、SewaYouからメッセージを一通送るところから始めてみてね。🌱