たとえば、海外の新しい会社に入って数日。面接で聞いた仕事と現場の役割が違う気がする。帰宅しても話す相手がいなくて、日本の家族に送る「順調だよ」だけがうまくなる。
せっかく海を渡ったのに、もう後悔してる。そんな自分を責めたくなる夜もあるんじゃないかな。
僕がここで提案したいのは、転職の答えを出す前に、会社の外にも自分の生活を少し作ってみること。友達ができても仕事内容は変わらない。でも、仕事の評価だけで海外生活の全部を採点しなくてよくなるかもしれない。🌱
きっかけは、日本で働く人のRedditへの投稿。物流分野から再生可能エネルギーの会社に転職し、引っ越しまでしたのに、実際は想像より工事やプロジェクト寄りの仕事だったという。契約はプロジェクトに結びついた2年で、その先のキャリアも気になっていた。
投稿者はすぐ辞めるつもりではなく、続ける期間や次の仕事探しに迷っている。ここから「友達がいないのが原因」とは言えない。投稿にそんな説明はないからね。
ただ、これを海外へ転職した日本人の立場で考えると、仕事の違和感に、まだ誰にも会わない週末が重なる場面は想像できる。そこで持っておきたいのが、仕事と暮らしの別々の物差し。
「任される業務が違う」は会社に確認すること。「日曜に一緒に昼ごはんを食べる人がいない」は生活の中で少しずつ変えたいこと。両方つらくても、同じ方法で解決しようとしなくていい。

職場の人とは仲良くしたい。でも、入社直後は質問ひとつにも「できない人だと思われないかな」がついてくることがある。仕事後の飲み会でも、頭の中だけ勤務が終わらない。
その点、近所でバドミントンをする相手は、あなたの試用期間の評価をつける人じゃない。空振りしたら一緒に笑うし、次に会ったときは肩書きより「この前の試合、惜しかったね」が先に来る。
そんな肩書きのいらないつながりがあると、「今日の会議では黙ってしまった」と「自分にはここにいる価値がない」の間に、少し距離を置けるかもしれない。
相手は現地出身でも、日本人でも、別の国から来た人でもいい。海外にいるから日本語を封印しなきゃ、なんてルールは作らなくていいよね。仕事と関係のない話ができることを、まず大事にしよう。🏸
「もう少し話せるようになってから」は、仕事で英語に疲れた日にこそ出てくる言葉。でも友達に会うたび、気の利いた話を披露する必要はない。
最初は話題よりも一緒にすることを決めると、誘い方を考えやすい。公園を歩く、写真を撮る、近所のパン屋を試す。目の前に共通のものがあれば、ずっと自己紹介を続けなくて済む。
たとえば、誘う内容は「近くの公園を土曜の午後に少し歩きたいんだけど、一緒にどう?」くらい。相手の言語で伝えるときも、この短さで十分。最初から一日を一緒に過ごす予定にしなくていい。
聞き取れなかったら、もう一度ゆっくり話してほしいと伝える。言語交換なら、お互いが練習したい言語を使えるよう相談する。「教えてもらうだけ」の関係にせず、相手が楽しめる時間も作りたいね。💬

会社の外で「それは大変だね」と聞いてもらえると、張り詰めていた気持ちが緩むことはある。でも、その人の「うちの会社では普通だよ」が、あなたの契約や職場にも当てはまるとは限らない。
ここで大切なのは、共感と判断材料の使い分け。気持ちは友達に聞いてもらってもいい。業務内容、研修、契約終了後の見通しは、上司や担当者に具体的に確認しよう。
友達に話す前に「今日は少し聞いてもらってもいい?」とひと言添えるのもいいね。そして相手の近況も聞く。毎回の集まりを退職相談だけにしないほうが、仕事以外の自分で過ごす時間も持てる。
楽しい週末のあとにも残る違和感は、ちゃんと扱っていい。友達ができたことを、合わない仕事に耐える理由にしなくていいし、辞めることが決まったからといって、その街でできた関係まで無意味にはならない。
契約や滞在資格に関わる判断は、自分の条件に合う公的な情報や専門家に確認してね。安全や健康に深刻な問題があるなら、交流の予定より先に必要な相談や対応をしよう。
いきなり親友を探すと、初対面の会話がオーディションみたいになる。まずは次も会える小さな約束がひとつあればいい。
近所で同じ趣味の人や言語交換の相手を探したいなら、SewaYouを使ってみて。地図から近くの相手を探せるので、今いる街で続けられそうな交流のきっかけを作れる。
プロフィールには、転職の悩みを全部書くより、「最近この街に来ました。散歩とコーヒーが好きです。日本語と英語で気軽に話したいです」のように、一緒にできることを書いてみよう。英語圏以外なら、自分が練習したい現地の言語に置き換えていい。

会話が合いそうなら、初回は人のいるカフェなどで短い予定を提案する。楽しかったら「また来週もどう?」。返事が来なくても、その一回でこの街との相性まで決めなくて大丈夫。
新しい仕事を続けるかは、まだ考え中でいい。その間にも、休日に会いたい人を探していいんだよね。
SewaYouをダウンロードして、今いる街でひとつ会話を始めてみよう。会社の答えが出る前に、あなたの暮らしは少しずつ始められる。🌏