外国人の友達がほしい。英語を使う相手がほしい。そう思って調べたり、人に相談したりすると、だいたい同じアドバイスが返ってくるよね。
「まずは英語をちゃんと勉強してから」「向こうも忙しいだろうし、無理に話しかけないほうがいい」「外国人は外国人同士でいるほうが楽なんだよ」。
どれも、なんとなく正しそうに聞こえる。言ってる人も、たいてい親切のつもり。でも僕は、このへんのアドバイスが、静かに友達づくりを止めてると思ってる。悪いアドバイスほど、大人っぽく聞こえる。慎重で、謙虚で、相手に気をつかってるように見えるからね。🤔
今日は、よく聞く「国際交流のアドバイス」を5つ、そっと置いていこうと思う。
日本に住んでる外国人を見て、「あの人たちはあの人たちのコミュニティがあるから」と思ったことはない?
たしかに、同じ国の出身者や同じ言語の人と過ごすと楽、というのはあると思う。母語で話せる時間は、誰にとっても休憩になるから。僕らが海外で日本人に会うと、ちょっとホッとするのと同じだよね。
でも、それは「日本人の友達はいらない」という意味じゃない。日本に住んでいる外国人の中には、日本人の知り合いがなかなかできなくて悩んでいる人も多いと僕は感じてる。こっちが「向こうは向こうで楽しそう」と遠慮して、向こうも「日本人は忙しそうだし」と遠慮する。お互いに遠慮しているうちに、誰も声をかけない。
いちばんいいのは、どっちか一方に寄せることじゃなくて、混ざった輪。日本人の友達も、外国人の友達も、その間くらいの人もいる。交流は、輪を足していくこと。誰かを引き抜くことじゃないんだよね。🌏

これ、僕も長いあいだ本気で信じてた。次の試験に受かったら。リスニングがもう少しできるようになったら。とっさに言葉が出てくるようになったら。そうしたら外国人の友達をつくろう、って。
でも、ゴールはずっと動き続けた。「準備ができた」と思える日は、いつまでたっても来なかった。😅
ちょっと耳の痛い話だけど、話す自信の多くは、実際に人と話すことで育つ。準備で育つ分は、思ってるより少ない。教科書の英語と、友達がLINEで送ってくる英語は別物で、その差を埋めるには、聞いて、間違えて、もう一回やってみるしかないんだよね。
それに、国際的な友達関係って、カタコトの英語とカタコトの日本語、ジェスチャー、翻訳アプリのまぜこぜで始まることがすごく多い。それは失敗じゃなくて、むしろふつうのスタート。ペラペラは、友達のあとからついてくる。

「いきなり話しかけたら迷惑かも」「ナンパや勧誘だと思われたら嫌だし」。わかる。すごくわかる。
でも、相手も同じことを考えているかもしれない。日本で暮らす外国人の立場からすると、「日本の人は距離を大事にするって聞いたし、自分から話しかけたら失礼かな」と思ってることもある。そうなると、両方とも待ちの姿勢で、何も起きない。
待つのが悪いわけじゃない。ただ、待つだけだと、出会いが運まかせになる。ハードルを下げるコツは、「友達になってください」みたいな大きいことを言わないこと。小さくて、断りやすい一言でいい。
最後に「無理なら大丈夫」を添えるだけで、相手はぐっと返事しやすくなる。断りやすい誘いほど、受けてもらいやすいんだよね。
日本だと、相手のことをあれこれ聞くより、空気を読んで察するのがマナー、という感覚があるよね。外国人相手だとなおさら、「何を聞いたら失礼なんだろう」と考えすぎて、当たりさわりのない話しかできなくなる。
でも、察するだけの関係は、なかなか深くならない。相手が本当は何に困っているのか、何がおもしろいと思っているのか、聞かないとわからないことのほうが多いから。
逆に、相手に聞いてもらうのもアリ。日本で暮らしていると、役所からの手紙や、ゴミ出しのルールや、病院の予約のしかたで困ることがある。そこで「これってどういう意味?」と気軽に聞ける日本人の友達がいるのは、すごく心強いんだと思う。気軽に聞ける関係は、どっちにとっても宝物。
英語で聞くなら、こんな感じで十分。
完璧な文法じゃなくても、気持ちはちゃんと伝わるよ。

これはやさしいアドバイスだし、半分は本当だと思う。英会話教室に通ったり、職場に外国人の同僚がいたりすれば、話す機会は少しずつ増える。
でも、「そのうち」はけっこう簡単に「ずっと」になる。英会話の先生は、あくまで先生。職場の同僚は、仕事が終われば自分の生活に帰っていく。それ自体は悪いことじゃないけど、そこだけで待っていると、気づけば何年もたってたりする。
機会は、待つより取りにいくほうが早い。時間より、人のほうが早く効く。週末にひまな時間があるなら、そこで一人、新しい人にメッセージを送ってみる。それだけで、来月の景色はけっこう変わるよ。☕

5つまとめて言いかえるなら、こうなる。完璧になる前に会う。いろんな人に会う。そのうち何人かとは、小さなことを気軽に聞き合える関係になる。
当たり前に聞こえるよね。むずかしいのは、毎日が職場と電車と家の往復だと、そもそもそういう人に出会う場所がないこと。
SewaYou は、近くの人とも、世界中の人ともつながれる、地図ベースの友達づくりアプリ。自分の街の地図を開けば、近くに住む外国人や、実際に会える距離の人が見つかる。行ったことのない国や街をおうちから探して、旅行の予定がなくてもオンラインで友達になることもできる。海外旅行や留学の前に、現地の人とつながっておくのもアリ。
英語が完璧じゃなくても、相手から話しかけてくれなくても、友達をつくっていい。まずは今夜、地図を開いて、気になるプロフィールを何人か読んでみて。そして、短いメッセージを2通だけ送ってみよう。「はじめまして。英語はまだ勉強中だけど、よかったら話しませんか?」。それで十分だよ。💬
英語を話そうとしたら日本語で返された経験があるなら、英語で話しかけたのに、日本語で返される。あの地味なガッカリの正体。
言語交換のぎこちなさが苦手なら、街にいる外国人と友達になりたい。でも「言語交換」の気まずさはイヤ。