語学を長く続けてきた人にだけ訪れる、ちょっと変わった種類のモヤモヤがある。😮💨
簡単な自己紹介はできる。旅行先で注文もできるし、道も聞ける。オンライン英会話で天気や週末の話をするのも、もう怖くない。外から見れば「英語できる人」かもしれない。
なのに、話が少し深くなった瞬間に急に初心者に戻る。仕事の打ち合わせで反対意見を言いたいとき、海外の病院で症状を説明するとき、フランス語の記事をちゃんと読もうとしたとき。「え、何年やってきたんだっけ?」って。
それで、さらに頑張る。単語アプリの復習を増やして、例文を毎日何百も回して、資格試験にも合格した。ここ数年で一番努力しているはず。それでも、前に進んでいる感じがしない。
もしこれに心当たりがあるなら、僕は「才能の限界」だとは思わない。勉強がざっくりしたまま、必要な英語だけが具体的になっていった。たぶん、それだけなんだよね。
最初のうちは、勉強した分だけ目に見えて伸びる。月曜に覚えた単語を火曜に洋画で聞く、みたいなことが普通に起きる。よく使う数千語で日常会話の大部分がカバーできるから、上達が速く感じるんだ。
でもその先は、計算が変わる。新しく覚える単語は、出てくる頻度がどんどん低くなる。100語覚えても、翌月に出会うのは数語だけ、なんてことも珍しくない。かける労力は同じか、むしろ増えているのに、手応えは静かになっていく。
だから、長く続けている人ほど同じことを言う。努力は増えたのに、手応えが減った。これは語学に向いていない証拠じゃない。中級の長いトンネルは、ほとんどの人がこういう景色なんだ。そして、多くの人がこっそりやめてしまうのも、まさにこの地点だったりする。
しかもプレッシャーは、人生の節目でぐっと強くなる。転職、海外赴任の話、子どもに英語を教えたくなったとき。「なんとか通じる」じゃ足りなくなって、「ちゃんと話せる大人」でいたくなるんだよね。

これ、意外とショックを受ける人が多い。単語帳を何冊も終わらせて、試験でもいい点が取れるのに、英語のニュース記事を一段落読むだけでぐったりする。
理由はシンプルで、読解は「単語の問題」じゃないから。言い回し、構文、文体の問題なんだ。大人向けの英文には、決まった言い回しや、遠回しな丁寧表現、長い名詞のかたまりがたくさん出てくる。会話ではまず聞かないものばかり。フランス語なら、書き言葉でしか見ない時制や表現もある。
逆に、子ども向けの本でつまずくこともある。日常の口語や句動詞みたいに、試験にはあまり出ないけれど、ネイティブが当たり前に使う言葉が詰まっているから。
単語学習はレンガを集める作業。読むには、レンガで建った家が必要。単語や短い例文ばかり復習していると、「この単語は知ってる」と「この段落がわかる」の間のギャップは、いつまでも埋まらない。
解決策は、単語学習をやめることじゃない。読む時間の一部を、自分の生活や興味に関係する「まるごとの文章」に回すこと。一日一段落でもいいんだ。📖

僕自身、この考え方でだいぶ楽になった。日常会話はひとつの部屋。何年も過ごしてきたから、そこではもう落ち着いていられる。
でも、仕事の会議、海外の病院、ホテルのトラブル対応、趣味の深い話、ニュースについての議論。これは全部、別の部屋なんだ。それぞれに専用の単語があって、決まったやりとりがあって、「金曜までにお願いします」の言い方も違う。最初の部屋で流暢でも、ほかの部屋の鍵は開かない。一つずつ、意識して入っていくしかない。
だから、ざっくり勉強する代わりに、次に入る部屋を勉強する。具体的にはこんな感じ。
これで「英語をもっと上手に」というぼんやりした目標が、ちゃんと気づける小さな勝ちに変わる。英語の会議で一度も聞き返さずに乗り切れた日、何千枚の単語カードでも感じられなかった手応えがあるはずだよ。💪

例文の反復はちゃんと役に立つ。文法を忘れないし、耳も鍛えられる。でも、鍛えられるのは主に「認識して繰り返す力」。プレッシャーの中で、自分の考えを一から組み立てる力じゃない。
「日常会話レベル」を超えるのは、たいてい言葉でもっと難しいことをせざるを得なくなったとき。問題を詳しく説明する。やんわり反対する。長い話をする。わからないときに聞き返す。こういうことは、少し長めの会話の中でしか起きない。
しかも、話す相手がいつも同じ先生、いつも同じ話題だと、会話はだんだんパターン化していく。「週末どうだった?」「仕事は忙しい?」。何年もオンライン英会話を続けているのに伸びない人は、実はこの決まった流れの中を回っているだけかもしれない。
抜け出す方法はいくつかある。
居心地の悪さは、効いているサイン。毎回の会話がラクなら、たぶんもう知っている部屋から出ていない。

疲れてイライラしているとき、頭の中では「理想のペラペラな自分」と比べてしまう。その比較に勝てる人はいない。
もっといい物差しは、具体的なタスクのリスト。半年前、英語の記事を辞書なしで一段落読めた?電話で予約を変更できた?会議で一言でも意見を言えた?フランス語で好きな映画の話を5分続けられた?自分の生活に大事なタスクをいくつか選んで、半年後にもう一度チェックしてみて。
たぶん、進歩はずっとそこにあったって気づくと思う。ギャップばかり見ていたから、進歩に見えなかっただけなんだよね。
大人の生活で大事な部屋は、ほとんどが人と関わる場面。いちばんの準備は、一緒に練習できて、質問できて、天気以外の話もできる人が身近にいることだ。
そこで役立つのが SewaYou。近くにいる人とも、世界中の人ともつながれる、地図ベースの友達づくりアプリだよ。自分の街に住んでいる英語やフランス語の話者を探すこともできるし、家にいながら別の都市や国をのぞいてみることもできる。旅行の予定がなくてもオンラインで友達になれるし、旅行の前につながっておいて、現地で会うこともできる。
日本語を練習したい人と、英語やフランス語で言語交換するのもいい。同じ趣味を持っていて、ゆっくり話してくれる人でもいい。たとえば最初のメッセージは、こんな感じで十分。
毎週同じ人と話す時間は、もう一か月ひとりで復習するよりも、ずっと遠くまで連れていってくれることがある。新しい人との会話は、いつもの決まったパターンを壊してくれる。
あなたはもう何年も積み上げてきた。ゼロからやり直す必要なんてない。必要なのは、その努力を、いま実際に生きている生活のほうへ向けることだけなんだ。😊
SewaYouをダウンロードして、近くの人とも世界中の人ともつながって、勉強してきた英語やフランス語を、本物の会話で使えるものにしていこう。