一次会がお開きになった。車で来ていた人たちはもう帰っていて、気づけば終電近くの電車に、だいぶ酔った上司と同僚が一人、そして自分だけ。
そこで上司が言う。「前から行きたかったバーがあるんだけど、ちょっと付き合ってよ」🍸
「終電なので…」と返すと「タクシー呼んであげるよ」。「この時間に飲んだあと一人でタクシーはちょっと…」と言っても「大丈夫だって、日本なんだから」。
たまたま隣の先輩が「じゃあ僕が付き合いますよ」と引き取ってくれて、なんとか帰れた。でも家に着いてからも、翌朝になっても、頭の中で何度も再生しちゃう。失礼だったかな。評価に響くかな。もしあの先輩がいなかったら、どうなってたんだろう 😣
先に言っておくね。その不安は自然なものだし、帰ると決めた判断はちゃんと正しかったよ。
社会人1年目だと特に、こういう夜のあとに「自分の何が悪かったんだろう」って考えがちなんだよね。機嫌を損ねたかな、もっとうまくかわせたんじゃないか、査定に響かないかな、って。
でもその問いには、大事なものが抜けてる。明らかに酔ったベテランの上司が、終電後に新人を一対一でバーに誘い続けるのは適切だったのか、という問いだ。
任意参加の二次会を断ることは、仕事の評価とは別の話。普通の上司なら一瞬残念がって、月曜には忘れてるはず。もし丁寧な「今日は帰ります」を裏切りのように扱う人がいたら、それはその人について何かを教えてくれているだけで、あなたの社会人力の問題じゃない。
同期に「飲み会に来ないほうがいいよ、また誰かの人生を壊すから(笑)」なんて言われた経験があるなら、なおさら。冗談の形をとっていても、それは誰かの行動の責任を、傷ついた側に押しつける言葉だよ。刺さったのは当然だし、それをずっと背負い続ける必要もない。

一番断りにくいのは、23時45分、ほろ酔いの上司を目の前にした瞬間。だから、その場で決めない。お昼休みのうちに決めておこう。
飲み会の前に、3つだけ決めておくのがおすすめ。
たとえばこんな感じ。
「今日はありがとうございました!明日もあるので、ここで失礼しますね」
もう一度誘われても、同じ言葉をもう一回言うだけでOK。長い説明は「じゃあ30分だけ」という交渉の余地を生んじゃうからね。
途中でウーロン茶や水を挟むのも、職場の飲み会ならよくあること。頭がクリアなほうが、状況を読んで自分のタイミングで抜けやすくなるよ。
あと、人数が減ってきたタイミングで一緒に抜けるのも全然アリ。大勢いたのが2〜3人になった瞬間こそ、「任意」の誘いが急に断りづらくなるから。

断ったあと、一番モヤモヤするのが翌日の顔の合わせ方だよね。でも、謝る必要はない。普段どおりのお礼を一言伝えるだけで、関係はちゃんと保てるよ。
上司へのチャットなら、こんな感じ。
「昨日はありがとうございました。お話しできて楽しかったです。今日もよろしくお願いします」
ここで「昨日は二次会に行けずすみませんでした」と付け加えたくなるかもしれないけど、あえて書かなくていい。謝ると「断ったのは悪いこと」という前提を自分で認めることになっちゃうから。
引き取ってくれた先輩には、別でちゃんとお礼を。
「昨日は本当に助かりました。ありがとうございました」
それと、上司との距離を縮めたい気持ちがあるなら、夜の二次会じゃなくて昼の場を提案するのも手。「今度ランチご一緒させてください」「仕事のこと、少しお時間いただいて相談してもいいですか」みたいに、短くて明るい時間帯の機会なら、自分のペースを守ったまま関係を作れる ☕
あの夜が無事に終わったのは、言葉選びがうまかったからじゃない。誰かが気づいて、間に入ってくれたからだ。
これは意識して作っておける。職場で空気を読める人は誰かな?前にも誰かをかばっていた先輩、以前助けてくれた上司。そういう人に、こっそり「一次会のあと、一緒に出ませんか?」と頼んでおくだけでいい。まともな人なら、細かい事情を聞かずにうなずいてくれるはず。
もし以前に、酔った同僚から嫌な思いをさせられたことがあるなら、覚えていることをメモしておこう。日付、場所、言われたこと、その場にいた人。出来事に近いうちに書いたメモは、あとから記憶だけに頼るよりずっと確かだよ。使うかどうかは今決めなくていい。
基本的なことも知っておくと少し安心できる。日本では、事業主にセクハラやパワハラを防ぐための措置が法律で義務づけられていて、多くの会社に相談窓口がある。各都道府県の労働局にも、職場のトラブルを無料で相談できる窓口があるよ。黙っている以外の選択肢は、ちゃんとある。使わずに済むなら、それが一番だけどね。
嫌な夜はどこで働いていてもしんどい。でも、生活の人間関係がほとんど職場で完結していると、その重さが何倍にもなる。
ご飯を食べる相手も、愚痴をこぼす相手も、週末に会う相手も同じ職場の人だと、ちょっとした摩擦がものすごく大きく感じるんだよね。上司の誘いを断ることが、仕事上のリスクだけじゃなく、唯一のコミュニティを失うリスクに思えてしまう。
僕が一番変えたほうがいいと思うのはそこ。飲み会でもっと付き合いよくなることじゃなくて、職場以外にも居場所を持つこと。会社の外に友達がいれば、こういう夜のことも、深夜2時に一人で反芻する代わりに、土曜のカフェで話せるようになる。
社外の友達は、いい意味で「客観的な目」にもなってくれる。あったことを話すと、たいてい一言目に、自分がずっと疑っていたことをはっきり言ってくれるんだ。「それ、ちゃんと対応できてるじゃん」って。
職場以外の人間関係については、職場の外に友達を作る話も書いているので、よかったら読んでみてね。

大人数の友達グループはいらない。肩書き抜きの自分を知ってくれる人が1人か2人いるだけで、毎日の安心感はかなり変わるよ。
SewaYouは、近くの人とも、世界中の人とも出会える、地図ベースの友達作りアプリ。自分の街で気の合う人を探したり、家にいながら別の街や国をのぞいてみたり、旅行の予定がなくてもオンラインで友達を作ったり。旅行前につながっておいて、近くに来たときに会うこともできるよ 🌏
共通の趣味から始めて、ゆっくり距離を縮めて、会うと決めたら人の多い場所で。あの夜に無事帰れたのと同じ感覚でいいんだ。ペースを決めるのは自分で、いつ帰ってもいい。
二次会を一回断ったくらいで、キャリアは終わらない。何より大事なのは自分の安全だよ。職場の外にもつながりを作りたくなったら、SewaYouをダウンロードして、近くでも世界のどこでも、新しい友達を見つけてみてね。